53.バガヴァッドギーター ティヤーガ(手放すこと、捨離)18-11

こだわらない、信頼と理解、自由と寛ぎ

「自分とは、この体のことである」と思っている人が、「カルマ(行い)」を手放すことは不可能である。しかし、カルマの結果に対するこだわりを手放すことができれば、カルマから「ティーヤーギー(自由な人)」となるだろう。

行いの結果として、どんなことが世界から与えられても、「まーこれも自分の撒いた種の結果が実を結んだな」と、淡々と受け入れること。興奮したり、結果にしがみつき執着したり、ゴチャゴチャ不満をいったり、逃げたり、抵抗するこだわりをさっぱりと捨て去ってしまえば、人はカルマの結果から自由になることができるといいます。

ウッターナパーダーサナ(脚を伸ばした魚のポーズ)

何かにこだわり、執着して、自分が閉じているように感じる時はこのポーズで、思い切り体を開いてみます。オープンな解放感とともに、内なる力を強く感じることができるはずです。

仰向けに寝て、脚を伸ばし、両腕を体の下に、手の平を床に向けてお尻の下に置きます。息を吸いながら胸の中心を高く持ち上げ、顎を天に向けて上げ、首を頭のてっぺんを床につけ、魚のポーズ「マッツシアーサナ」になります。そこから両足を40度床から持ち上げて伸ばし、両手も同じ角度で脚の方向に伸ばします。胸をさらに開いて持ち上げるようにし、深く大きく鼻から呼吸を繰り返します。