47.バガヴァッドギーター サットヴァ(純質)14-6

喜び・優しさ、知恵を輝かせる質、Yogaのための心と体

人はだれもが3つの「グナ(特徴、特質)」を持っている。その中でも「サットヴァ(純質)」は、純粋な質である。サットヴァは、苦悩を離れ、知性を輝かせる。しかし純粋な質は「スカ(心地よい)」体験と、「知る」という経験に人を縛りつけるものでもある。罪なき者、アルジュナよ。

『ヴェーダ(聖典)』は、人間は「幸せで満ちていることの意味、自由であることの意味」である存在といいます。存在の源、命の根源である私たちの真実は、幸せと自由の結晶のようなもの。そしてサットヴァであるとき、私たちは自分の真実の姿の輝きをそのまま心に映しだします。だから、透明な純度の高い心でいる時、満ちている幸せと、静寂を穏やかさで感じるのです。

バリヴリッタジャーヌシールシャ(体をねじり、頭を膝につけるポーズ)

脇、体の横、普段あまり伸ばすことのない場所をゆっくり、丁寧に呼吸をしながら伸ばしましょう。体の内側の流れがスムーズになり、心地よさと共に、心が穏やかになり、サットヴァな質の広がりを全身に感じるでしょう。

体を垂直にして、両脚を開いて床の上に座ります。左膝を曲げてかかとを左の脚の付け根にぴったりつけます。右膝を立てて、かかとを右腰の少し先へ置きます。息を吐いて右へ体を倒し、右肩の後ろを右膝の内側に押し当てるようにします。右腕の手の平を上にして床の上に置き、体の右側を伸ばし、右の足先をつかみます。左脚を固定し、息を吸いながらゆっくりと右膝を伸ばします。膝を伸ばすに従って、肩の後ろ側が膝の内側にくるようにし、体の横を引き伸ばします。膝がまっすぐになったら、体をねじり、空を見上げます。息を吸って左腕を上へまっすぐ伸ばし、次の吸う息で左耳の後ろから、右足の外側をつかむようにします。両肘を互いに遠ざけるようにして、体をさらに呼吸と共にねじりましょう。ゆっくり呼吸を繰り返し、気持ちのよいところまで維持して、体の内側の流れを充分に感じましょう。