21.バガヴァッドギーター サルヴァ・カルマ・サンニャーシー(すべての行いを手放した人)5-26

世界を楽しむ、真実を知る、自由の意味、幸せの意味

貪欲と怒りから自由であり、心を自分の手の内に収める「サンニャーシー(捨て去る人)」は、この世においても、あの世においても、「ニルヴァーナ(自由)」である。その人は、自分自身の真実を知る者である。

「サルヴァ カルマ サンニャーシー(すべてのカルマから自由な人)」。すべての=「サルヴァ」行いの結果=「カルマ」から自由な人=「サンニャーシー」と言う意味です。自分自身の真実を知ることで完全にカルマから解放された人。この生を生きながら自由を達成した人のことです。

「カルマから自由になる人は、この世でもあの世でも自由」人はこの世界で生きながら自由になることができるとこの詩はいいます。

パリガーサナ(門のポーズ)

本当の自由を味わい、世界と自分を心から楽しんでいる人が、サルヴァ・カルマ・サンニャーシー。怒りや、貪欲、カルマ、あらゆる束縛から自由な人。それは、山に籠らなくても今の生活と役割のまま、毎日の生活にYogaを取り入れることで叶えることができます。

自由へ続くYogaの扉を開け放つために、「門のポーズ」を体で表現してみましょう。新しい習慣を爽やかにスタートさせることができるはずです。

両脚を肩幅くらいに開いて、立てて座ります。左足を真横に伸ばして足の裏を地面につけます。脚をしっかり伸ばして、息を吸い、両手を大きく広げ、背筋を伸ばします。息を吐きながら、体をゆっくり左に傾け、右腕を天に向かって伸ばしましょう。

空を高く見上げながら、右のわき腹の気持ちよい広がりを感じます。左手は手の平を上に向けて左足の上におきます。完成したポーズのまま何度か呼吸します。反対側も同じように伸ばしましょう。無知と混乱が閉じ込められた心の門を今開け放ち、自由へ繋がるYogaの道を歩んでいきましょう。