18.バガヴァッドギーター プラーナヤーマ(呼吸法)4-29

呼吸を捧げる、世界と調和、自分を正す

ある人達は、「アパーナ(吸う息)」を「プラーナ(吐く息)」に捧げる。同じように、プラーナをアパーナに捧げる。彼らは「プラーナヤーマ(呼吸法)」を儀式にし、Yogaに心を捧げる者である。

ヨガを行う前に「サンカルパ」を唱えましょう。

「私は、これからするこの行いを世界に捧げます。私は、行いを心の浄化のためのYogaとして行ないます。どうか受け入れ、見守っていてください。」

ウッジャーイ・プラーナーヤーマ(呼吸法)

ウッジャイとは「打ち克つこと」、ウッジャーイとは「己に打ち克った者」という意味。この呼吸法は、その名の通り自分を律し、自分の敵となる荒れた感情や狭い考えに打ち克つためにあります。特に瞑想をする前にすると効果的です。揺れる心を落ち着かせ、心を収めます。静かで空気の澄んだ場所に姿勢を正して座りましょう。椅子に座っても構いません。唇を軽く閉じ、目を楽にします。鼻から寝息をたてるように、「フゥンー」という微かな音を立てて、できるだけ長く息を吐きます。吐ききったら「スゥッー」と軽く寝息をたてるように気道を閉めながら、息を吸います。

穏やかな音をたてながら、「ゆっくり吐いて、ゆっくり吸う」これで1セット。軽やかな自分の呼吸の音に集中し、10セット程行うと、心が静まり、頭の中がスッキリしてくるのを感じるでしょう。