17.バガヴァッドギーター ヤグニャ(奉納)4-33

真実の知へエゴを捧げる、カルマの終焉、真摯に祈る委ねること

供物を供え、ものを捧げる奉納よりも、知識による奉納の方が儀式としては優れている。敵を滅ぼす者、アルジュナよ。すべてのカルマは、真実の知識によって終わるのだ。

聖典は、「あなたの真実の姿こそが、あなたが探してきた永遠の幸せの源である。」といいます。私たちの真実は、ものの限界を超えた存在であること。本当の幸せの意味を理解することが「知識の奉納」といわれます。

真実は目に見えません。目には見えないけれど、すべてのものの中に在ります。ものの中に広がりながら、ものではなく、手で掴むことはできないけれど、触れるもののすべてに在るもの、それが聖典が示す真実です。

ターダーサナ②(合掌のポーズ)

自分を知ることは、大きな挑戦です。気持ちをしっかり持ち、自分の中心に立ち、諦めずに続ける事。そして、世界を味方にするために、祈ることも大事です。助けが必要な時、全世界に向って合掌のポーズで祈りましょう。あなたの願いを素直に世界に告げるのです。

背骨を伸ばし、息を吸い、肩の力を抜き、首を長くシッカリと伸ばします。静かに息を吐きながら、両手の平を胸の前でやさしく合わせ、指を伸ばし合掌の形をつくります。

望みを祈りにのせて放てば、風に運ばれるように空を巡り、世界を巡らす法則に届きます。祈りのカルマは必ず結果を生みます。真摯な心で為された祈りは必ず叶えられます。それが真実を告げる『ヴェーダ(聖典)』の教えなのです。