2.バガヴァッドギーター アートマン(真我、存在、知)2-20

始まりも終わりもない存在、真実は変わらない、完全な自己受容

「アートマン」は、生まれず、死にもしない。始まりもなければ、終わりもない。変わることのない永遠の存在である。破壊されることなく、常に新しい。たとえこの体が滅ぼされたとしても。

 

変わりゆくものはいつか来て、いつか去る運命です。しかし、変わらないものは、何があっても絶対になくなりません。自分自身の真実ーアートマンは、変わることがない唯一の存在。来ては去るものは、なすがままにしておくことです。(「わかる、知る」ことができる知の源、そして純粋な存在を、経典は「アートマン」と呼ぶ)

シッダーサナ(聖者、達成者のポーズ)

背骨をまっすぐに立てて坐り、片方の足を曲げ、かかとを体の中心につけます。そのかかとの上にもう一方の足のかかとを重ねます。

気持ちが乱れる時、このポーズでしばらく座ってみます。背骨、頭、体を真っ直ぐひとつの線のように整え、目を閉じ、落ち着いて呼吸をします。体がまっすぐになる時、心も考えも真っ直ぐに整えることができます。

呼吸を繰り返し、「私の真実とは何か?アートマンである自分とはどういいうことか?」を聖者になった気持ちで心穏やかに瞑想します。