ヨーガ・スートラ3-14

【3-14】 有法(実体=グルミン)は、すでに没し去った法(現象=ダルマ)に、現に生起している法、未だ限定されていない法のすべてに相即して存在する。

Past, present and future tasks are all based on one and the same foundation. ||14||

 

<解説>有法すなわち実体なるものは、少なくとも、法に比べて相対的には不変であって、法が過去、現在、未来の三世の時間的位相をとって変化してゆくところ、常にその現象に即して存在しているというのである。