ヨーガ・スートラ2-23

[2-23] 見るもの見られるものとの結びつきは、主君たる力と、臣下たる力の両者が、各自の実体を把握するための根拠になる。

The sole purpose of linking the mutable with the extant is to recognize the true enduring form. ||23||

 

<解説>見るものと見られるものとの結合は苦の原因である(2-17)が、それは同時に、主君と臣下の関係に立つ両者が各自の実体を把握するための根拠にもなる。臣下である力の自体認識は経験とよばれるものであり、主君たる力の自体認識は解脱とよばれるものである。